~ いしのまきから元気な地球を次世代の子どもたちへ ~

代表あいさつ

疫病、戦争、自然災害…厳しい環境下では、本来の「人間としての価値」が問われていると思います。激しい生存競争への服従は冷淡な機械と同じようなもの。生得的に持つ豊かな情緒、美への感受性や特有の創造性など、目に見えない大切なもの ―― 「人間らしさ」を発揮していくことが、個人と社会の両面において求められていると考えます。

「ひとりひとりが 多彩に煌めき 共に歩むまち」石巻市では総合計画においてSDGs(※1)の理念を踏まえた施策の展開が行われており、その基本構想にはこのような将来像が掲げられております。人間にとっての普遍的価値である「幸福」とは、衣食住を満たした上で「自分の幸福感」を各々が充足できる環境づくりが根底にあります。当会においては環境保護や社会奉仕活動を通して、その環境づくりにも寄与していきます。

またその施策の一つ(※2)に「地域の自然環境を調査し、希少な植物群落などの保全に努めます」とあり、当会が継続している復興祈念公園での杜づくりや海浜植物の保全活動は、その先行する事例としての経験を活かすことができます。この課題に取り組んでいるNPOは少なく、当会は石巻圏でも貴重な存在です。平成26年(2014)故 佐々木豊先生のご協力による植生調査に始まり、その後の種子採取から育苗、そして植樹まで一貫して継続できております。

今年度はその「当会の目には見えない財産」の情報発信に努め、今までの企業・行政との連携も維持しつつ、会員向けの植樹の機会を増やしていく所存です。いのちを育む活動は、社会貢献だけではなく、参加する方々の幸福感にも大きく寄与できると感じております。

厳しい社会状況はまだ続くかもしれませんが、そのような時だからこそ我々のような地道な活動が求められていると信じております。今年度も当会へのご支援とご協力をお願い申し上げます。(令和4年6月)